総務省、経済産業省合同の補助金事業で、既存の文化会館の建物の2、3階図書館部分を、躯体を残して全て撤去して、内装、設備、電気を改修し、電子図書館を含むメディアセンターに生まれ変わらせる事業である。
既に3階部分に平成12年に情報未来館(地域情報化支援センター)が完成しており、それと合わせてメディアセンターとすることで、図書のみでなく、あらゆるデジタルコンテンツにアクセス可能な施設となっている。一般的なIT施設としてのメカニカルな雰囲気を排除し、出来るだけ木質系を中心としたなじみやすい雰囲気のデザインとしている。 全ての閲覧机から、書架に至るまで、ネットワーク配線と情報コンセントを設備させ、どこでも高速なネットワークにアクセス可能な状態としている。
今回ハイブリッド学習コーナーに、閲覧用スクリーンとして、パソコン内蔵の家具をデザインしている。通常は木製のローパーティションに見えるのだが、その一部を押すことで中から、パソコンのディスプレーとキーボードが出てくる。情報未来館同様、精度の高い木工技術により実現している。
コミュニティーラボ部分では、情報の発信のためのスペースとして活用されており、都留市の歴史がデジタル化されて発信されている。
|