山手イタリア山の家
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横浜の山手に建つ住宅としての個性を、船舶が持つ優美さや軽やかさに求めてデザインしている。屋根は風を受けてふくらんだ帆をイメージしている。

外壁はオランダ産の白煉瓦とアルミパネル、ガラスで構成している。内部は家具から、造作材に至るまで全て家具メーカーにより精密に制作されている。

リビングルームにはホームシアター設備が設けられている。玄関ホールはガラス張りにして、明るく外部の緑と一体となるように計画されている。夜には、階段の中に仕込まれた照明により、階段が浮かび上がるようにデザインしている。

大きく設けられた居室の開口部は一見はめ殺しのように見えるが、実は大きな引き違いサッシになっており、網戸も見えないように収納されている。 I/D-Houseの最初の作品


リビングルームに設けられたマルチチャンネルシアター設備は、表に出す必要のない機器は殆ど家具の中に内蔵している。それらの機器の操作は、総合赤外線制御システムで隠れた機器に信号を送るようにしてある。セットアップスイッチで、照明をゆっくり落とし、全ての機器がスタンバイ状態となるように設定されている。
表に出てくるスピーカー類は音とデザインの優れた製品を選んでいる。映像は大画面プラズマディスプレーとスクリーンを選ぶことが出来る。
背面のスピーカーやプロジェクターが内蔵されている壁面は空間のオブジェのような存在となるようにデザインしている。プロジェクターはスライドレールで簡単に引き出してメンテナンスもできるようになっている。
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